最新スマートフォン事情

    私的スマートフォンの遍歴

    スマートフォンについて

    最近話題のスマートフォンですが、興味はあるけど「何ができるのかわからない」という方もたくさんいらっしゃるのでは無いでしょうか。ここでは、スマホマニアの私が私的にですがスマートフォンの基礎的な情報をわかりやすく説明します。一読して自分に合ったスマートフォンを見つけるのに役立ててみてください。まず、スマートフォン(英語: smartphone)とは、インターネットとの親和性が高く、パソコンの機能をベースとして作られた多機能携帯電話・PHSの事を指します。一般的な携帯電話は、通話機能を中心にした端末で、折りたたみ式やスライド式など複数のスタイルの端末が用意されています。伝統的に、2~3型程度のディスプレイと数字キーと呼ばれるテンキーを備えているのが特徴です。文字入力は指先でテンキーを使って行います。機能面では、通話機能はもちろんのこと、ワンセグやおサイフケータイなどの機能を豊富に搭載しているのが特徴です。

    一方のスマートフォンは、本体から極力ボタンを少なくし、3.5~4.5型程度の大型タッチパネルディスプレイを前面いっぱいに搭載しているのが最大の特徴といえます。特徴的な大きな画面でインターネットや写真・動画などを楽しむことができます。また、テンキーではなく、文字入力もタッチパネル操作で行います。指先を使っての直感的なタッチパネル操作ができるのが大きな特徴です。携帯電話でも指先でのタッチパネルに対応するモデルはありますが、スマートフォンのほうがより多彩な操作が可能です。このように携帯電話とスマートフォンは、携帯情報端末としての特徴が大きく異なっています。携帯電話は、あくまでも電話機を小型化してメールなどの機能を追加した端末といえます。対してスマートフォンは、インターネットやメール、地図、動画・音楽再生といったパソコンの機能性をベースに、通話機能を追加したような端末になっています。グーグルの調査によると、2012年第1四半期における日本のスマートフォン普及率は20%となっています。高機能な携帯電話が普及している事が普及率を低調にしている原因とも言われています。世界中でスマートフォンの普及率が高いのはシンガポールで62%となっています。「スマフォ」、「スマホ」と略されることも多いです。携帯電話と比べてスマートフォンができること、得意とすることは、いろいろとありますが、特に「インターネット」「メール」「拡張性」の3点が大きなポイントになります。 電話・メールの他にPDA機能が付いた多機能携帯電話で、パソコンの特徴が取り入れられている携帯電話と表現されることもあります。スマートフォンを使うことでもっとも便利になるのが「インターネット」です。携帯電話でもフルブラウザー機能を使ってパソコン用のWebサイトを見ることができますが、スマートフォンでは、パソコンと同じWebサイトを普通に利用することができます。しかも、大画面のタッチパネルを使って、指先で画面を拡大したり、スライドしながらスムーズに閲覧することが可能なのです。スマートフォンでは一般的な携帯電話より大きなディスプレイを使ってインターネットを利用することができます。操作もタッチパネルを使った指先のタッチ操作が基本となっています。また、パソコン用のメールアドレスをそのまま使用できるのもスマートフォンの大きな特徴であるといえます。プロバイダーのメールアドレスのほか、Yahoo!メールやGmailなどのWebメールの利用が可能です。また、端末や設定によっては、会社のメールアドレスを扱うこともできます。さらに、スマートフォンの面白いところが「拡張性」です。携帯電話はユーザー側で機能を追加することはほとんどできませんが、スマートフォンは、搭載するOSのバージョンアップを行ったり、「アプリ」を自由に追加することで、さまざまな機能を拡張することが可能です。これも携帯電話にはないスマートフォンの大きな魅力となっています。スマートフォンが登場した当初は、パソコン用のメールアドレスを利用するのが一般的で、携帯電話用のメールを利用することはできませんでした。ただ、最近では、携帯電話用メールを継続利用できるサービスを携帯電話各社が提供するようになりました。特に、2011年夏以降に発売になる機種については、ほぼすべてのモデルが従来の携帯電話用メールの利用に対応しています。ただ、発売後に対応する機種もあるので、事前にしっかりと内容を確認してから購入するのが良いと思います。メールに関することでいえば、メールに関してスマートフォンでも、絵文字やデコレーションメールといった携帯電話特有の表現を楽しめる機種もあります。また、絵文字・デコメを利用できるメールアプリも用意されています。携帯電話用メールを利用する際に、絵文字を重要視される方はこちらもしっかりと確認された上で購入されるのが良いと思います。そしてスマホ以外の携帯電話の特徴である「ワンセグ」「赤外線通信」「おサイフケータイ」といった、現在では当たり前となっていた機能については、少し前では「スマートフォンでは利用できない」というのが一般的でした。しかし、国内メーカーが作る機種については、最近のアンドロイドではこれらの機能が搭載される機種が増えています。もちろん、全ての機種が搭載しているわけではありませんが、現在では複数機種の中から情報端末を選べる状況になってきています。今まで「携帯電話のような使い方ができない」という点でスマートフォンへの切り替えを避けていた方にとっては、朗報であると言えます。ただし、有名なiPhoneに関して言えば、残念ながらこれら日本独自の機能には対応していません。

    簡単に機能をまとめると下記の通りです。

    ・パーソナルコンピュータ的な利用
    ・インターネットへの接続
    ・ウェブの閲覧・メールの送受信
    ・フルブラウザ
    ・PDFやWord・Excelファイルなどの閲覧
    ・メモ
    ・文章作成
    ・PIM(Personal Information Management-個人情報管理)機能
    ・スケジュール(予定)管理
    ・ToDo(予約)管理
    ・住所録
    ・マルチメディアプレーヤー MP3などの音楽ファイルの再生
    ・静止画、動画の閲覧
    ・サウンドレコーダー
    ・カメラ デジタルカメラ
    ・ムービーカメラ
    ・ゲーム
    ・電子辞書
    ・電子書籍
    ・電卓
    ・時計(目覚まし時計)
    ・GPS(車やバイクに固定したり持ち歩いたりして、カーナビのように使われることもあります)
    ・位置情報サービス
    ・Bluetooth搭載で、無線音楽プレーヤーとしての利用や、自動車運転中のハンズフリー通話
    ・地上波テレビ・ラジオ(FM・AM)放送の視聴等(ワンセグ対応を含みます)
    ・Wi-Fi
    ・おサイフケータイ
    ・テザリング
    ・QWERTYキーボード

    OS

    Android

    Android社を買収したGoogleが開発しているOS。LinuxカーネルやWebKit、Dalvikと呼ぶ独自の仮想マシンなどで構成されます。

    iPhone

    iOS(当初は OS X iPhone、その後 iPhone OS、現在 iOS-Appleが開発した自社ハードウェア専用のOS。XNUカーネルやCocoa Touch、WebKitなどMac OS Xと共通するコンポーネントから構成されていますが、UIは大きく異なり、バイナリ互換性はありません。

    Symbian

    S60やMOAP-SなどのUIレイヤと組み合わせて使用される。日本ではNTTドコモ向けの携帯電話(フィーチャーフォン)で多数採用されていましたが、通常はS60またはUIQを搭載したもののみがスマートフォンに区分されています。ノキアの方針に伴いスマートフォン向けの採用は2011年に事実上停止されました。

    BlackBerry

    ・BlackBerry OS---企業利用を念頭に、遠隔管理とアクセス、メッセージングに重点をおいたOS。初期のバージョンでは電話をかけることができませんでした。
    ・BlackBerry Tablet OS---タブレット端末「BlackBerry PlayBook」専用OS。QNXをベースにしていて、BlackBerry用アプリケーションの他、Android用アプリケーションも動作させることも可能。

    Windows Phone

    ・Windows Mobile---UIはデスクトップ版のWindowsと似ていますが、バイナリ互換性はありません。初期のスマートフォンでよく採用されましたが、iPhoneやAndroidに押されシェアは低下しています。日本ではW-ZERO3シリーズの発売で広まりました。
    ・Windows Phone 7---Windows Mobileを置き換えるMicrosoftの新しい携帯電話用OS。UIなどが刷新されました。

    その他

    ・PalmOS-現在は日本のACCESSが知的財産権を保有している。PDAやスマートフォン登場初期に使われた。内蔵W-CDMAに対応していません。
    ・HP webOS---HP(旧Palm。現在はHPの一部門)のモバイル用OS。GNU/LinuxとWebKitを中心に構成されています。
    ・bada---韓Samsungの独自モバイルプラットフォーム。韓国語で「海」を意味する言葉からこの名前がつけられました。
    ・Brew MP---Qualcommが開発した途上国および新興国向け低スペック系スマートフォン用のOS。先進国には投入されない見込みです。

    歴史

    ・1996年-DDIポケットがPメールを提供開始。ヨーロッパではNokiaが「Nokia 9000 Communicator」を発表。これは、閉じた状態では縦長ストレート型携帯電話で、クラムシェルを開けば640×200ピクセル画面及びQWERTYキーボードが現れるという、「携帯電話+PDA」を一台で実現したデバイスでした。これが、現在につながるスマートフォンの嚆矢であると考えられています。この時点では「スマートフォン」という言葉はまだ存在していませんでした。
    ・1993年-アップルが米国内でNewtonという新ジャンルのデバイスを発売したときに、PDA、携帯情報端末という造語・言葉を付けたといえます。PDAという言葉・概念が一般化したのはその3年後です。1996年にPalmが発売した「PalmPilot」のヒット以降といえます。PDAとしてスタートしたいわゆるPalm系デバイスは、紆余曲折を経て現在では電話・通信機能を持ったTreoシリーズとして脈々と続いています。
    ・1999年-1999年は1996年とともに重要な年といえます。この年、日本ではNTTドコモによりiモードのサービスが始まりました。そして同年カナダでは、Research In Motion(RIM)社が「BlackBerry(ブラックベリー)」を発売されました。これは、発売当初は電子メールの使えるキーボード付きポケットベルとでもいうべきもので、現在ではPIM機能のグループウェアとのセキュアなリモート連携・プッシュ型電子メール・音声通話機能や、インターネット上のウェブサイトの閲覧、さらに機種によってはマイクロソフトのOfficeアプリケーションファイルやPDFの閲覧・編集機能も備えたスマートフォンに変貌を遂げています。ブラックベリーは主に法人向けで、2004年頃から、米国のビジネスマンを中心に普及し、スマートフォンの米国でのトップシェアを誇っています。
    ・2006年-NTTドコモが専用サーバ(BlackBerry Enterprise Server)とのセットでBlackBerry8707hを法人向けに国内販売を開始。
    ・2008年-POP・IMAPメールやGmail等Webメールのプッシュ型電子メールに対応した個人向けサービスB「lackBerry Internet Service」を開始。
    ・2010年-iモードメールのメールアドレスにも対応させるべくBlackBerry用のspモードが提供されています。

    アプリについて

    スマートフォンの「アプリ」とは、パソコンでいうところのソフトウェアを意味していて、「アプリケーション」の略です。パソコンと同じような感覚で、アプリをダウンロード・インストールすることで、さまざまな機能を追加することができます。機能を追加することにより、スマートフォンをより便利にカスタマイズすることができるのです。そのようなダウンロード・インストールに難しい設定は必要なく、スマートフォン単体だけで手軽に導入して使い始めることができるのが大きな特徴といえます。また、アプリは、メール作成、メモリー管理やデータ管理などのユーティリティ系から、地図や天気予報、占い、乗り換え案内、グルメ案内などの実用系、名刺管理やメモツールやなどのビジネス系、「Skype」や「Twitter」などのコミュニケーション系、カメラや音楽、ゲームなどのエンターテインメント系まで、幅広いジャンルにわたって数多くのものが用意されています。これらのアプリには利用料金が無料のものが多くあります。また、有料でも数百円程度のものがほとんどで、ユーザーには嬉しいといえます。こういった低料金が導入への敷居が低いのもポイントです。スマートフォンの中には、搭載OSの技術情報及びSDKが公開されているものがあります。そのため自由にネイティブアプリケーションを開発・配布できるといえます。ただし、iPhoneの場合Apple Developer Connectionへの加入[9]とApp Storeへの配布及びAppleの審査があり勝手アプリの規制をしています。jailbreakにより非認可のアプリが導入可能になるが保証対象外となります。また、同様に予定されているWindows Phone 7においてもWindows Phone Marketplaceのみに制限されていて、開発者はWindows Phone Marketplaceへの登録と審査があり、審査に通らないアプリケーションは配布が出来ません。ちなみにiPhoneと「アンドロイド」は、「インターネットやメールに強い」「アプリを使って機能を拡張できる」といった、スマートフォンのとして大まかな特徴に違いはありません。ただ、それぞれの「中身」と「強み」は大きく異なっています。iPhoneは、アップル社がOS(基本ソフト)と端末を独自に開発するスマートフォンです。スマートフォンの市場を大きく拡大するきっかけを作った製品でOSだけでなくハードウェアやサービスもアップル1社で開発を行っています。「アップルらしさ」が詰まった製品で、ボタンを極力少なくしたシンプルなデザイン・操作性を実現しているほか、携帯オーディオプレーヤー「iPod」で培ったすぐれた音楽・動画再生機能も備えています。また、音楽・映像データ配信サービス「iTunes Store」や、アプリ配信サービス「App Store」を使って、音楽や映画、豊富なアプリを手軽にダウンロードして便利に楽しめるのも特徴です。いっぽうのアンドロイドは、Google社が開発・提供する携帯端末用OS「Android」を採用するスマートフォンとなっています。一方の「Android」は、インターフェイスや基本的なソフトウェア機能なども含んだOSとなっており、無償で公開されているのがポイント。さまざまなメーカーが「Android」を搭載した端末を開発しているため、ユーザーは、デザインやスペック、機能性の異なる多くの製品の中から好みの機種を選べるのが特徴です。なお、アンドロイドは、「Android」のバージョンによって細かい機能性が異なってきますので、購入時には、端末に搭載されるバージョンをしっかり確認しておきましょう。ちなみに、iPhoneとアンドロイドは、OSが異なるため、「アプリ」に互換性はありません。